時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

2021-01-01から1年間の記事一覧

読書メモ こんな雨の日に 映画「真実」をめぐるいくつかのこと 是枝裕和 2019年 文芸春秋

「万引き家族」「海街Diary」の是枝監督が、カトリーヌ・ドヌーヴを主演に、2019年に制作した日仏合作映画「真実」の、構想から、脚本執筆から、出演交渉から、ロケハンから、撮影から、クランクアップまでの、映画作りのすべての道のりを綴った制作日記であ…

居合道 脱藩浪人のつぶやき

華道、茶道、書道、とかく道のつくものにはお金がかかるという。いやいや、どの道にかかわらず、大人の趣味にはお金がかかる、ものなのだそうだ。 居合道はどうか。私が所属していた道場は、某居合道連盟に加入していた。 さて、連盟である。道場に参加して…

居合 試し斬り

畳表を丸めて水に浸したものを本身の刀で斬ります。刃筋が通れば、力を入れずにさっと振るだけでスパーンと抵抗なく切れてしまいます。切り口もきれいです。刃筋が通らなければ、どすっと刃が畳に食い込むだけだったり、斬り落とせても切り口がささくれ立っ…

映画「燃えよ剣」

手元に、月刊「秘伝」2020年6月号がある。特集は、「新選組の剣」。表紙は、映画新選組のポスターから土方歳三に扮する岡田准一のアップ。 マニアックな武術専門誌としては異色の号だ。岡田准一氏が武術に造詣が深いことから、このような特集ができたのだろ…

「マガポケ」「ピッコマ」「LINEマンガ」

今週のお題「読書の秋」 読書の秋なのだが、スマホのマンガアプリを3つほど入れてみて、それにすっかり時間を取られてしまっている。どれも似たようなサービス形態で、連載マンガの何話かまでが無料で読めて、それ以降は、それぞれのサイト独自のポイントを…

読書メモ 電子書籍「余命10年」小坂流加 文芸社

これもアマプラで読める小説である。タイトルママの内容で、タイトルママに話は進むのだが、わかっていてもやられてしまう。心の乱れはあるものの、特段哲学的にややこしい死生観を語るわけでもなく、「君の膵臓を食べたい」の世界に近い気がする。 スマホで…

まんがをスマホで読んでみた。

アマプラに巻き込まれてから、映画ばかり観ていたが、小説や雑誌も読めるということで、試してみた。小説をprime枠、つまりは追加料金不要で1冊読んだが、けっこう読めた。無料で読める電子ブックとしては「青空文庫」が有名だが、著作権が切れた古典的名作…

アマプラは続くよ、どこまでも、ってか。

「初恋」「EAST meets WEST」「ミッドサマー」 どれもTSUTAYAに行けば旧作DVDで88円なのだが、ネットで観たいときに観れるのは、やばい。 「ミッドサマー」は、映画評を観て気になっていたので、映画好きの友人に勧めたのだが、えらい怒られてしまって、お前…

児童虐待、「適切」に対応してもこうなるなら、もはやルールが「適切」じゃないんだろう。

胸糞悪くて、ニュース観ていてもこの話題になったらチャンネル変えてしまうのが児童虐待事件なのだが。今回も、役人が記者会見して、児相や役所の関りは適切だった、といっている。きっとそうなんだろう。子どもは親の元に、親が親権を持っているのだから、…

いまさらの「万引き家族」に驚嘆する。

というわけでアマプラでいろいろ映画を観た中で、長年気になりながら見る機会を逃し続けていた「万引き家族」を観た。いまさらながら、である。 モバイルノートパソコンの小さい画面で食い入るように見入っってしまった。 個人的な印象なのでが、モバイルノ…

引きこもりトレーニング/アマプラその後

ひょんなことで、想定外に、30日間の無料お試し会員に入ってしまったのだが、ぼちぼち期限が迫ってきた。 休日が雨がちだったことや、家人が出かけて留守番することが多かったので、その間に見た映画は 日本刀~刀剣の世界 万引き家族 病院坂の首縊りの家 ミ…

映画 病院坂の首縊りの家 1979年 監督 市川崑 石坂浩二 桜田淳子 佐久間良子

アマプラで何を観ようか、ということでメニューを探していると、石坂浩二の金田一耕助シリーズがたくさん入っていたので、シリーズの最後を飾った「病院坂の首縊りの家」にした。今から42年前。映画館で観た。それっきりなので42年ぶりだろう。 ほとんど覚え…

アマプラ(Amazon Prime Video)なるものを使ってみた。

月曜日に必要な品物を、金曜の夜になって、買わなければいけなくなった。あわててAmazonで探して、注文したのだが、その際に、それを買うとAmazon primeの30日間無料お試し会員になれる、と書いてある。興味はないので断ろうとしたが、どうも断り方がわから…

「私をスキーに連れてって」その原題はなんと

映画「私をスキーに連れてって」は1987年の作品。バブルの時代。「サラダ記念日」「ノルウェイの森」がベストセラー。そんな中、この映画は、ラブコメ映画でありながら、当時の若者のスキー遊びのマニュアルだった。登場人物たちの生活は、冷静に考えれば、…

こらこら、大阪人をオチにすな!

夜のニュースショーを観ていたら、眞子様のご結婚のニュースを取り上げていて、ひとしきりの解説の後、お約束の、「街の人の声」の映像を流していた。若い人もそうでない人も、マイクを向けられて、それぞれ真面目に自身の感想を語っていた。何組か、そのよ…

大阪の家には必ずたこ焼き器がある。

まぁ、確かにある。うちにもあるし、実家にもある。だからといって、しょっちゅうたこ焼きを焼いて食べているかと言えば、そうでもない。と思う。ではなんであるんだろうか。自分なりに考えてみた。 たこ焼きを一番食べたがるのは、小学生だ。お祭りの屋台と…

えー、ニュースショーの演出された映像を政治家も役人も信じてるの?

深夜の歌舞伎町やらで騒いでいる若者を、顔にぼかしかけたり声を替えたりして「感染したらしたときだと思ってるし、自己責任っしょ」「ここにきたらみんないるし楽しい」みたいなことを言って、路上でしゃがんで缶チューハイ飲んで騒いでいるのを映して「も…

ついに、「劇場版 鬼滅の刃」を観た! DVDで。

予備知識はほとんどなくて、GyaO!でテレビ放映の第1話を観たくらい。でも、コロナ禍の中、異例な興行成績を叩きだしたことは知っている。公開期間も長かったので、一度見に行きたいと思っていたのだが、結局は行くことはなく、今般DVDを借りて観たのであ…

100均のダイソーで売ってる300円の無線マウスを使ってみた。

会社で使っている古いDELLのPCに標準でついている有線マウスは、左クリックボタンの色が剥げるほど長年使っている。今般机の上のレイアウトをちょっと変えてみたら、コードの長さが微妙に邪魔になってきた。そこでダイソーで売ってる300円の無線マウスを購入…

モデルナワクチン 2回目 中高年 男性の場合-2

2日目。盆休みでなければ、仕事は休みにするつもりだった。現在、接種から24時間。服薬から10時間。熱は36.5℃で平熱。少しだるい、というか眠い。これはこのところ暑くて夜中に目が覚めたりして眠りが浅いからかもしれないが、いつもよりも眠い。外は大雨で…

モデルナワクチン 2回目 中高年 男性の場合-1

9:45接種。針が刺さったはずなのに痛みがまったくなく、「えっ、終わったの?」という感じ。接種を担当した、温厚そうな笑みをたたえた老齢の医師は注射後「1回目の時副反応はでましたか?熱とかでました?」と。「注射した部位と腕が痛、重になったくら…

五輪は成功した!というけれど、成立した!という段階の気がするのだが。

珍しい競技を観れるスポーツの国際大会の観戦。これは掛け値なしに極上の娯楽であり、感動も興奮も味わえて、選手の皆さんには大いにエールを惜しまないのだが。 政治家はともかく、わりとマスコミでも、まずは五輪は成功したが、感染がー、とか、運営がー、…

読書メモ 世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨 青志社 2020年10月

事件から20年が経ち、犯行現場である被害者宅が取り壊されるというタイミングで書かれたもので、著者にしては、同じ事件をテーマにした前著に続く続編である。 この事件で警察の初動に問題があったことは多くの指摘がされている。あまりにも多くの遺留品があ…

読書メモ 駅に泊まろう 豊田巧 光文社文庫 2020年9月

北海道の比羅夫という駅には、駅舎を用いた民宿が実際にあるらしい。 駅舎といっても廃駅ではなく、JR函館本線の現役の駅で当然列車も停車する。「駅の宿いらふ」という。 さて、本書である。最初はタイトルを見て、終電が去った駅で野宿しながら旅をする話…

読書メモ 小説家になって億を稼ごう 松岡圭祐 新潮新書 2021年3月

人気作家が売れなくなると書くのが小説指南書だとか聞いたことがある。それにしては、タイトルが弾けてるなぁ、と思って読んでみたら中身も弾けてた。 Ⅰ部の小説家になろう編では、教科書的な内容ではなくキャラ設定から空想を広げていく作者オリジナルの方…

読書メモ その話は今日はやめておきましょう 井上荒野 2018年 毎日新聞出版

夫が定年退職してしばらくたった中高年夫婦が、クロスバイク(スポーツタイプの自転車)趣味にしてサイクリングを始めました、というところから始まる話。自転車が重要な小道具として登場する小説、しかも、レースの話ではなくクロスバイクでのチャリ散歩、…

5月5日は ″こども” の日 

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 はじめての子供で、予定日は5月12日。来週はさすがにビールも飲めないだろう、ということで、ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日。お友達を誘って焼き肉食べ放題飲み放題に行った。これが出産前の…

チャリ散歩で堺の港と浜寺公園。

35℃を超える猛暑。暑い。けど行かねばならない。夏に日焼けしておかないと冬に風邪をひく。 んなアホな、って感じなのだが、昔はそんなことを大人が真顔で言っていて、子どもはみんな信じていたのだ。今なら、シミができる、熱中症になる、どころか、皮膚が…

菅さん、それはあかんよ。

始まってしまえばスポーツ観戦はやはり楽しい。だから、ここから先は、政治屋も商売人も、選手のために姿を消してくれ、と切に願ったのだが。 チラっとテレビをつけたら、金メダルをとった選手に菅総理が祝福の電話をしてきて、それに選手が応答している姿が…

五輪の開会が宣言された。

五輪が始まった。 ここから先は、政治屋と商売人には退場してもらって 純粋に、アスリートたちの競技を楽しもう。アスリートや競技へのリスペクトを持って。 そしてすべてが終わったら、統括してみよう。何があったのか。なぜそうなったのか。 コロナ禍で強…