ついに、「劇場版 鬼滅の刃」を観た! DVDで。
予備知識はほとんどなくて、GyaO!でテレビ放映の第1話を観たくらい。でも、コロナ禍の中、異例な興行成績を叩きだしたことは知っている。公開期間も長かったので、一度見に行きたいと思っていたのだが、結局は行くことはなく、今般DVDを借りて観たのである。
感想は、個人的な感想であることをお断りしておくが、絶叫系のバトル映画だった。主人公が敵と戦うのだが、主人公側にも敵側にも、哀しい事情があり、それぞれのドラマが涙を誘う。また、登場人物のセリフも意味深い名セリフの連発で、特に煉獄さんの語りをたくさん子供たちが必死に聞いたのだろうから、そのことの効果は大きいと思う。今はよくわからなくても、記憶に残っているセリフは、いずれ自分自身を助けてくれる場面がきっとあるだろう。
ただ、興行成績の異様な爆発を知って、いったいどんな話なのか、と期待値があがりすぎていたためか、「こんなもん?」というのも本音の感想だった。たとえば先日テレビでやっていた「もののけ姫」は、何度見ても、そのたびに何か発見があったりするのだが、そういう種類のドラマではなさそうだ。純文学とエンターテイメント小説の差のようなものかもしれない。どっちが上とか下とかではなく、作りが違うのだ。
などといいながら、「英信流 中の伝 三の形 稲妻!」とか言いながら刀を振りたくなった。