時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

アマプラ(Amazon Prime Video)なるものを使ってみた。

 月曜日に必要な品物を、金曜の夜になって、買わなければいけなくなった。あわててAmazonで探して、注文したのだが、その際に、それを買うとAmazon primeの30日間無料お試し会員になれる、と書いてある。興味はないので断ろうとしたが、どうも断り方がわからない。私が気づかなかっただけなのかもしれないが、翌日配達にしてもらおうと思ったら、自動的にお試し会員になる仕組みになっていた。ように思う。少なくとも、断り方は、わかりにくかった。迷ってもいられないので、まずは注文をした。ポイントサービスもあったと思う。

 なので、まったくの想定外だが、突然に、Amazon primeのお試し会員になったのである。

 仕組みもまったくわからないのだが、映画が見放題ということで、とりあえず、まだDVDにもなっていない「シン・エヴァンゲリオン劇場版」と、一度しっかりと見てみたかった「砂の器」と、近々続編があるらしいのだが、小説が面白かった「マスカレード・ホテル」の3本を、一日で観た。

 エヴァンゲリオンは、実は縁がなくて何も知らないのだが、春先の緊急事態宣言の際に、予備知識なしで映画館で観た。だから2回目なのだが、やはりよくわからなかった。どころか、ほとんど詳細を覚えていなかったのには、我ながら情けない思いがした。2時間を超える映画だが、もう1回観る気がしている。何度見てもよくわからないままだろうけど、何か新たな発見がありそうな気がする。それにしても、この映画、男の子がいじいじしていて、女子が、潔く、勇猛に戦う、叫ぶ、怒る。それに引き換え、主人公たちと敵対する、いわば敵の親玉も、わかったような理想を口にしてはいるが、どうも、その行動の動機は、亡き妻に会いたい、という、なんだかじめっとしたもののようなのだ。なかなか面白い世界観だ。

 

 「砂の器」は、楽曲の素晴らしさが話題になるが、まさにそんな感じだった。重くて暗い物語なのだが、丹波哲郎のひょうひょうとした演技が救いになっている。演技なのか地なのかわからないけど。

 マスカレードホテルは、原作を読んだけど、ホテルあるあるを上手に絡めたストーリーが絶品だった。映画もエンタメ性十分で楽しめる。18日にテレビで放映されるそうです。