時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

2022-01-01から1年間の記事一覧

無双直伝英信流居合 敵の害意を察知し、機先を制する

無双直伝英信流の初伝の最初の業は「前」という。居合の基本中の基本であり、居合の技術の要素がすべて含まれる。書道でいう永字八法のようなものである。 「前」では、正座をした状態から、膝立ちをしていきなり水平に、さらに垂直に斬り下ろす。その間、正…

やっぱりそうきたか…。チャリのヘルメット、努力義務化

何か予感がしてたけど。 これって、電動自転車が発端になってるんじゃないか、と勝手に想像しているのだが。 朝、重いママチャリをふうふう漕いでいると、女子高生にバビューンと追い越される。大きな籠をつけたお姉さんにも追い越される。どれも電動自転車…

映画「すずめの戸締り」

この歳になると、どんな名作でも鑑賞中何度かは、うとうとっとしてしまう。とはいえ、ほんの数秒、もしくは頭が一瞬かくんとなるくらいで、お話を見失うようなことはない。映画が悪いのではなく、暗がりで椅子に寄っかかって座っているから起こる生理現象で…

読書メモ 「かがみの孤城」辻村深月 ポプラ文庫 2021年3月

本屋大賞を受賞し、累計100万部。文庫の上下巻は治まる化粧箱に入ったプレゼント用バージョンも売られていた。大いに話題になっていたのは知っていたが、不登校になっている中学生の話だと聞いて、どこまで共感できるのか、そのくらいの年代の子たちが読めば…

ドラマ「エルピス」が教えてくれた。

数年前、某新聞の公募モニターをやっていた。毎週、アンケートに加え、誌面の感想や批評を書いて提出するのだ。 その際に、辛辣な批評として、「新聞も自身で取材して記事を書け、週刊誌の後追いばかりで価値がない」と書いて送ったことがある。 週刊誌の記…

まる逝去 享年18歳

トリミングサロンに散髪に行って大暴れして出禁になったり、獣医さんをビビらせたり、飼い主には一通り噛みついたり、と小さい体に有り余る闘志を漲らせていたパピヨンのまるがついに旅立った。18歳だった。年齢的には、この手の小型犬では長寿で大往生で…

アイ・チューブ装着

通勤用ママチャリの後輪が、3週間くらいで凹んでくる。何度もパンク修理したので、かなりへたっているのだろう。毎朝乗る前にタイヤを指で押して空気の入り具合を確かめる癖がついていた。 で、またもや空気が抜けてしまった。 さすがに、チューブを変えた方…

居合道 ついにこの日がやってきた。 …膝が痛くて正座ができない。

ついにこの時が来てしまった。居合道家にとって致命傷となるひざの故障。周りを見渡しても高齢者が多い居合の世界ではよくあることだが「もう膝が痛くて正座できないから演武会でも同じ立業ばかりしてる」という話はちょくちょく聞く。 当方は、以前自転車で…

8.1を、いまさら無料で10にしたら、案外快適だった。

8.1のまま使っていたのには理由が二つあって、ひとつは、10が出たころにPCのメーカーから、10にアップグレードするなよ、責任持たんぞ、やめとけよ、と何度も警告が来たことと、10について解説しているネットや雑誌を調べると、愛用しているソフトが使えなく…

読書メモ 凛の弦音 我孫子武丸 光文社 2018年10月

弓道部の女子高生を主人公にした青春小説をさらに。 今回はミステリー作家の我孫子武丸。基本線は青春小説なのだが、ミステリーの味付けもアクセント程度に入っている。弓道に関する知識もたっぷりと披露される。 「凛として弓を引く」との違いは、こちらは…

居合 手の内と「あがる」の意味

弓道の小説を読んで、弓道にも「手の内」というものがあることを知った。居合でいう手の内、というのは、単純にいうと、柄の握り方のことである。斬り下ろしでも、袈裟でも、刃筋が通って速い斬撃をするためには手の内が最大に重要だ。 が、無双直伝英信流の…

読書メモ 凛として弓を引く 碧野圭 講談社文庫 2021年10月

本屋で、これの第2弾である文庫本「青雲篇」が新刊として平積みされていたので、まずは第一弾を、と思って読んでみた。主人公がひょんなことから弓道と出会い、道場に通い始めて~、というお話だが、派手な事件が起こったりはせず、主人公であるまったくの初…

雑談 あれ?これ言っていいのかな??  全国旅行支援

某サイトから、某県の中心地にあるビジネスホテルを予約した。このホテルは安さが売りで、7月にも仕事の出張で利用した。 今回は11月の宿泊で、旅行支援の割引が適応されたが、当方の支払金額は7月と変わらない。もちろん、7月の価格はコロナ禍でお客が激減…

読書メモ 永遠の夏をあとに 雪乃紗衣 創元文芸文庫 2022年7月

今週のお題「最近おもしろかった本」 ファンタジーというには描かれる現実がシビアすぎる。ホラーというには少年と少女の傷だらけの夏が切なすぎる。ノスタルジックな情景の中で展開する、少年と少女の最後の夏休みのお話。物語の仕掛けを読み解くことを放棄…

Google AdSense アカウント 30日停止

無料のはてなブログだが、アドセンスの申請をして3回目くらいに審査が通ったのが1年前の6月。これでブログで小遣い稼ぎができるのかー、思ったが、何か月かして確認したら15円。それでも明日通勤電車で隣に座った人に「すみません。15円くれませんか」といっ…

映画 ゴッドファーザー 1972アメリカ ついに観た

今年で50周年ということだ。そんなことを知ってたわけじゃないけど、時間があったので観てみた。実は、初めて見るのだ。 何で時間があったのかというと、今日(10・2)は、地元の村のだんじり祭なのである。コロナ禍ではやっていなかったので3年ぶりか。だ…

オリックスバファローズ 奇跡の逆転優勝!

ソフトバンクは残念だったけど、この2日間、プロ野球観戦を堪能した。 やはり優勝を目指して必死に戦う姿以上に感動するゲームはないよ、BIGBOSS. でもこの後、クライマックスシリーズがあるんですね。パリーグの最終戦まで争った同率優勝も、セリーグの独…

読書メモ 「私は真実が知りたい」赤木雅子+相澤冬樹(2020年文藝春秋)

小泉今日子さんがこの本を読んで、ネットフリックスのドラマ「新聞記者」で赤木雅子さんの役を引き受けたものの、赤木さん自身に了解をとっていない演出があることで役を降りた、というインタビューをネットで読んだ。小泉今日子さんは、演技者として優れて…

居合 無双直伝英信流 受流(うけながし)の手の内の妙技

英信流には、初伝にも奥伝にも、太刀打ちの位にも、この受流という業がラインナップされている。同様に脛囲いという業も、名称は違えど複数ラインナップされているので、これらの業には居合術として、応用範囲が広い、貴重な技術が内包されているのではない…

映画 エンド・オブ・キングダム(2016年 米・英・ブルガリア合作)これぞお約束!

昨今、休みの日が雨なるので映画を観るのだが、いわゆる大作よりも90~100分くらいの映画が昨今の好みである。いわゆるB級というやつなんだろうが、アクションものなら十分に見ごたえがあるし、物語に余計な尺を使ってない分、単純明快だ。 この映画はシリー…

映画 ベイビーわるきゅーれ(2021年 日本)かっこいいねぇ

「国岡」とセットでレンタル。こちらは、「劇映画」である。が、やはり役者さんの演技が自然で演技しているんだか素なんだかわからない妙なリアリティがある。 主人公の2名は女子高生殺し屋だが、高校を卒業するにあたり、社会人基礎力を身につけるために、2…

映画 最強殺し屋伝説 国岡(2021年 日本)観ていろいろ驚く

友人のお勧めがあったので、同じ監督の「ベイビーわるきゅーれ」と合わせてレンタル。 この「国岡」、フェイクドキュメンタリーという分野なのだそうだ。モキュメンタリ―ともいうらしい。 設定としては、映画監督が脚本執筆のために殺し屋協会所属の殺し屋で…

100均で高価な無線マウスを買ったのだが

Candoで400円なので、高価な部類の無線マウスで、見た目もそこそこ。DPIが変換できて、ホームページの前進・後進するボタン付き。 家電の格安店でも700円くらいのものがあるので、十分でしょ、と思ったら、ちょっとまずかった。 挙動がおかしい。シングルク…

居合 左手の働き

居合は左手で抜けと言われる。初心の頃は、左手で鞘をつかみ、右手で柄を握り締め、力任せに引っこ抜く、という形になりやすい。そうやって引っこ抜いても、筋力自慢であれば、ブォーンと風切り音を立てて刀は走る。 が、それでは業(わざ)にはならない。単…

映画 Mr.ノーバディ(2021年米国)/痛快!名もないおっさん、怒り爆発大暴れ

タイトルの通り、主人公は名もない平凡なおっさんで、判で押したようなさえない平凡な毎日を繰り返している。妻や息子からも軽んじられているが、言い返しもできない。 そんなうだつの上がらないおっさんが、ひょんなことから大爆発して、あとはアクションに…

「信者」と書いて「儲ける」と読む

儲ける極意は、信者を集めることだ。 ビジネスの世界の話だから「信者=固定客(リピーター・常連さん)」ということで、商売道としては至極まっとうな話だ。その信者をどうやって見つけて、リピーターに育てていくか、というところにマーケティング上の工夫…

ママチャリのバンドブレーキのキーキー音を歯磨き粉で直す。

このバンドブレーキ、安い自転車に搭載されているようです。 自転車は、さまざまな部品を寄せ集めて組み立てられているので、安い自転車には安い部品が使われているんです。そういうことを知らないと、見た目の形や色だけで選んでしまいがちになります。部品…

2022夏 二色の浜までチャリ散歩

7月も31日になり、気温は35度を超える猛暑日である。 やめとけばいいのに、チャリで二色の浜まで散歩にでる。散歩といっても片道25キロである。炎天下の中、夏には一度は海を見に行く、というノルマのために海へ行く。 途中岸和田城に寄る。岸和田の市役所の…

映画 グリーンブック 2019年米国

1962年のニューヨーク。ホワイトハウスでも演奏した著名な黒人ピアニストが、南部での演奏ツアーを行うにあたり、運転手をスカウトする。スカウトされたのは、無学で粗野だが、持ち前のキャラクターで家族や友人に慕われる白人の中年男。 実話なのだそうだ。…

読書メモ 「コロナ黙示録 2020年災厄の襲来」海堂尊 2022年7月 宝島社文庫

文庫の新刊。続編の「コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴」も同時に刊行されている。 本書では、クルーズ船の入港騒動からマスクの配布あたりまで、不定愁訴外来の田口先生をはじめ、チーム・バチスタシリーズのおなじみの面々が、コロナに振り回される様子を描く…