時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

まんがをスマホで読んでみた。

 アマプラに巻き込まれてから、映画ばかり観ていたが、小説や雑誌も読めるということで、試してみた。小説をprime枠、つまりは追加料金不要で1冊読んだが、けっこう読めた。無料で読める電子ブックとしては「青空文庫」が有名だが、著作権が切れた古典的名作が多い。文学史に残る名作ばかりなので、ぜひ読んでみようとスマホにダウンロードしているのだが、読み通すのは、やはりなかなか大変だ。

 国語の教科書に出てくるような純文学ばかりではなく、江戸川乱歩吉川英治宮本武蔵も読める。どちらも読書体験のスタート時にはまった作家だ。

 異色なところでは、片岡義男が、いくつかの作品を、青空文庫に寄贈している。著作権は切れていないが、電子出版に関心のある氏が提供したとどこかで読んだ。

 

 その流れで、アマプラとは関係ないが、まんがアプリなるものをダウンロードしてみた。条件はあるものの、いろんなまんがが無料で読める。たくさんある中で、期間限定、全話無料、というまんがを読んでみたのだが、週刊少年マガジンに連載されていたらしい、高校生の恋愛まんがで、それはもう、江戸川コナン君が、道を歩けば死体に出会うように、主人公が何か行動するたびに恋愛に出会い、悩み、喧嘩し、泣き、よりを戻し、別の女性と出会い、そっちに流れて悩み苦しみ、と切りがないのだ。思春期の少年の妄想を物語として表現しているのだろうが、とにかくたいへんだ。週刊誌の人気連載だったのか、もう話としては終わってもいいだろうに、終わった方が作品として余韻の残るクライマックスが描けただろうに、話は終わらず、登場人物は、生活圏の狭い世界で恋愛悲喜劇を繰り広げまくる。おなかいっぱいになって、途中だったが、全巻無料期間が終わってしまって、最終話までは付き合えなかった。

 今日日、ネット環境と端末さえあれば、退屈しないなぁ。