時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

五輪は成功した!というけれど、成立した!という段階の気がするのだが。

  珍しい競技を観れるスポーツの国際大会の観戦。これは掛け値なしに極上の娯楽であり、感動も興奮も味わえて、選手の皆さんには大いにエールを惜しまないのだが。

 政治家はともかく、わりとマスコミでも、まずは五輪は成功したが、感染がー、とか、運営がー、という声が多い。

 うーん、けどこの段階で「成功」と言い切っていいのだろうか。成功かどうかを判断できるにはまだ時間がかかるのではないだろうか。

 この段階で言えるのは「まずは無事成立した」ということではないか。

五輪自体が途中で中止になってしまうこともなく、ある競技の決勝戦が選手の感染等で開催できず、勝者未定のまま終わるとか、競技への参加や進行に対する不公平感や問題が大きく取りざたされ、決定した順位が無効になるとか、五輪記録ではなく、参考記録という判断が下されるとか、まぁ、何があってもおかしくない中での大会だった。

 そんな中、すべての競技が決勝戦まで行われ、無効になる記録もなく、「五輪を開催しました」という事実が得られた。まずは「成立してよかった」という段階ではないか、と思うので「成功した」といわれると違和感を感じてしまう。

 少なくとも、運営体制やカネの流れがいろいろばれてしまったのは、功罪の功の方だと思う。これからいろいろ明かされていけばいいと思っていたら、テレビ朝日のクルーが打ち上げをしたのがばれて大失態。なのにお盆の行事をするなと大臣。

 ええかげんにせえや、こっちはお前らが思うほどアホちゃうんやぞ、と思ってしまった。アホほど暑い中、あほらしい日々が続く。