時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

読書メモ 凛として弓を引く 碧野圭 講談社文庫 2021年10月

本屋で、これの第2弾である文庫本「青雲篇」が新刊として平積みされていたので、まずは第一弾を、と思って読んでみた。主人公がひょんなことから弓道と出会い、道場に通い始めて~、というお話だが、派手な事件が起こったりはせず、主人公であるまったくの初…

雑談 あれ?これ言っていいのかな??  全国旅行支援

某サイトから、某県の中心地にあるビジネスホテルを予約した。このホテルは安さが売りで、7月にも仕事の出張で利用した。 今回は11月の宿泊で、旅行支援の割引が適応されたが、当方の支払金額は7月と変わらない。もちろん、7月の価格はコロナ禍でお客が激減…

読書メモ 永遠の夏をあとに 雪乃紗衣 創元文芸文庫 2022年7月

今週のお題「最近おもしろかった本」 ファンタジーというには描かれる現実がシビアすぎる。ホラーというには少年と少女の傷だらけの夏が切なすぎる。ノスタルジックな情景の中で展開する、少年と少女の最後の夏休みのお話。物語の仕掛けを読み解くことを放棄…

Google AdSense アカウント 30日停止

無料のはてなブログだが、アドセンスの申請をして3回目くらいに審査が通ったのが1年前の6月。これでブログで小遣い稼ぎができるのかー、思ったが、何か月かして確認したら15円。それでも明日通勤電車で隣に座った人に「すみません。15円くれませんか」といっ…

映画 ゴッドファーザー 1972アメリカ ついに観た

今年で50周年ということだ。そんなことを知ってたわけじゃないけど、時間があったので観てみた。実は、初めて見るのだ。 何で時間があったのかというと、今日(10・2)は、地元の村のだんじり祭なのである。コロナ禍ではやっていなかったので3年ぶりか。だ…

オリックスバファローズ 奇跡の逆転優勝!

ソフトバンクは残念だったけど、この2日間、プロ野球観戦を堪能した。 やはり優勝を目指して必死に戦う姿以上に感動するゲームはないよ、BIGBOSS. でもこの後、クライマックスシリーズがあるんですね。パリーグの最終戦まで争った同率優勝も、セリーグの独…

読書メモ 「私は真実が知りたい」赤木雅子+相澤冬樹(2020年文藝春秋)

小泉今日子さんがこの本を読んで、ネットフリックスのドラマ「新聞記者」で赤木雅子さんの役を引き受けたものの、赤木さん自身に了解をとっていない演出があることで役を降りた、というインタビューをネットで読んだ。小泉今日子さんは、演技者として優れて…

居合 無双直伝英信流 受流(うけながし)の手の内の妙技

英信流には、初伝にも奥伝にも、太刀打ちの位にも、この受流という業がラインナップされている。同様に脛囲いという業も、名称は違えど複数ラインナップされているので、これらの業には居合術として、応用範囲が広い、貴重な技術が内包されているのではない…

映画 エンド・オブ・キングダム(2016年 米・英・ブルガリア合作)これぞお約束!

昨今、休みの日が雨なるので映画を観るのだが、いわゆる大作よりも90~100分くらいの映画が昨今の好みである。いわゆるB級というやつなんだろうが、アクションものなら十分に見ごたえがあるし、物語に余計な尺を使ってない分、単純明快だ。 この映画はシリー…

映画 ベイビーわるきゅーれ(2021年 日本)かっこいいねぇ

「国岡」とセットでレンタル。こちらは、「劇映画」である。が、やはり役者さんの演技が自然で演技しているんだか素なんだかわからない妙なリアリティがある。 主人公の2名は女子高生殺し屋だが、高校を卒業するにあたり、社会人基礎力を身につけるために、2…

映画 最強殺し屋伝説 国岡(2021年 日本)観ていろいろ驚く

友人のお勧めがあったので、同じ監督の「ベイビーわるきゅーれ」と合わせてレンタル。 この「国岡」、フェイクドキュメンタリーという分野なのだそうだ。モキュメンタリ―ともいうらしい。 設定としては、映画監督が脚本執筆のために殺し屋協会所属の殺し屋で…

100均で高価な無線マウスを買ったのだが

Candoで400円なので、高価な部類の無線マウスで、見た目もそこそこ。DPIが変換できて、ホームページの前進・後進するボタン付き。 家電の格安店でも700円くらいのものがあるので、十分でしょ、と思ったら、ちょっとまずかった。 挙動がおかしい。シングルク…

居合 左手の働き

居合は左手で抜けと言われる。初心の頃は、左手で鞘をつかみ、右手で柄を握り締め、力任せに引っこ抜く、という形になりやすい。そうやって引っこ抜いても、筋力自慢であれば、ブォーンと風切り音を立てて刀は走る。 が、それでは業(わざ)にはならない。単…

映画 Mr.ノーバディ(2021年米国)/痛快!名もないおっさん、怒り爆発大暴れ

タイトルの通り、主人公は名もない平凡なおっさんで、判で押したようなさえない平凡な毎日を繰り返している。妻や息子からも軽んじられているが、言い返しもできない。 そんなうだつの上がらないおっさんが、ひょんなことから大爆発して、あとはアクションに…

「信者」と書いて「儲ける」と読む

儲ける極意は、信者を集めることだ。 ビジネスの世界の話だから「信者=固定客(リピーター・常連さん)」ということで、商売道としては至極まっとうな話だ。その信者をどうやって見つけて、リピーターに育てていくか、というところにマーケティング上の工夫…

ママチャリのバンドブレーキのキーキー音を歯磨き粉で直す。

このバンドブレーキ、安い自転車に搭載されているようです。 自転車は、さまざまな部品を寄せ集めて組み立てられているので、安い自転車には安い部品が使われているんです。そういうことを知らないと、見た目の形や色だけで選んでしまいがちになります。部品…

2022夏 二色の浜までチャリ散歩

7月も31日になり、気温は35度を超える猛暑日である。 やめとけばいいのに、チャリで二色の浜まで散歩にでる。散歩といっても片道25キロである。炎天下の中、夏には一度は海を見に行く、というノルマのために海へ行く。 途中岸和田城に寄る。岸和田の市役所の…

映画 グリーンブック 2019年米国

1962年のニューヨーク。ホワイトハウスでも演奏した著名な黒人ピアニストが、南部での演奏ツアーを行うにあたり、運転手をスカウトする。スカウトされたのは、無学で粗野だが、持ち前のキャラクターで家族や友人に慕われる白人の中年男。 実話なのだそうだ。…

読書メモ 「コロナ黙示録 2020年災厄の襲来」海堂尊 2022年7月 宝島社文庫

文庫の新刊。続編の「コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴」も同時に刊行されている。 本書では、クルーズ船の入港騒動からマスクの配布あたりまで、不定愁訴外来の田口先生をはじめ、チーム・バチスタシリーズのおなじみの面々が、コロナに振り回される様子を描く…

やばい、やばい、気持ちがブルーになっていく。

統一教会との関係を、案外あっさり認める政治屋さん多いな。 やっぱりそれは選挙が3年間ないからだろうね。 今、変に抵抗して火に油注ぐより、あっさり認めて、敵の戦意を鈍らせておけば、今年の冬の10大ニュースの頃には蒸し返されたとしても、年が明けたら…

映画 前科者 で、役者さんの名演技を堪能

原作を「LINEまんが」で読んでいて、面白いな、と思っていたらWOWOWで連続ドラマになっていて、それをアマプラで見た。そしたら今年の2月頃だったか、映画になって、観てみたい、と思っていたら案外早く劇場から消えてしまった。暗いし地味なお話だからしょ…

軽作業靴「親方満足」におじさん満足

昔、ホームセンターで出会ってから、けっこう愛用しているのが、軽作業靴である。 布製で、底は飴色のゴムだ。ゴムの木の樹液から作られる天然ゴムである。 そこに惹かれた。なんかいいじゃないかゴム。自然じゃないかゴム。ゴムの木に傷をつけて流れ出る樹…

読書メモ 「ムーンライト・イン」 中島京子 2021 角川書店

冒頭で、自転車で旅をしている青年(若めの中年?)が出てきたので、それで手にした小説である。著者の作品は、映画にもなった「ちいさなおうち」を読んだことがあった。 この冒頭の自転車旅の若めの中年、が主人公というか狂言回しの役目で、大雨の中、雨宿…

映画「シン・ウルトラマン」2022

アラ還世代で、幼少時にリアルタイムや再放送とかで、テレビシリーズを観ていた方はぜひ。ネタばれになるので内容については何もいえませんが、制作陣がテレビシリーズの初代ウルトラマンをとてもリスペクトしているのだな、ということを感じられたので、十…

映画 「トップガン マーベリック」2022

午後から時間が空くので、「トップガンマーベリック」を観ようと思って。 午前中、長い時間電車に乗っている間に、スマホで「トップガン」をおさらい。 ところが…。スマホで観たら、ウィキペディアであらすじを読んだような印象で。 イキッた天才青年が調子…

映画 「THE QUAKE」2018 ノルウェイ

なんやこの愚図いオヤジは…。 前作があって、それは津波を題材にした映画だったそうだ。主人公は地質学者で、前作で救えなかった人々への自責の念から、家族とも離れて、ひとり現地で研究を続けている、という設定だ。 そもそも、ノルウェイの街並みや風景、…

読書メモ 「嫌われた監督」鈴木忠平 2021年9月 文芸春秋

久しぶりの、半徹一気読みだった。 落合博光は中日をどう変えたのか。というサブタイトルがついているように、中日の監督時代の落合について書かれたスポーツノンフィクションである。 中日ファンではないし、落合が中日の監督だった頃は、子どもが小さくて…

読書メモ 「最後の角川春樹」 伊藤彰彦 毎日新聞出版 2021年11月

年代的に、角川文庫や角川映画にはずいぶんと世話になったんだなぁ、と本書を読みながら思った。しかし、本書で振り返れば、熱心に劇場に通った角川映画も初期の一時期だけだったようだ。金田一耕助ブームの期間とその後少しだけ。 当時はその宣伝手法ばかり…

 回想法6 深作欣二と原田美枝子と大部屋の哀歌

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…

あぁ、貧乏性…。

コートがいらなくなった直後の春先に着るテーラードジャケットが1枚欲しいな、と前から思っていたのだが、先日、若い人向けのカジュアル衣料のチェーン店で見つけたジャケットは、値札に何枚もシールが貼られていた。順番に追っていくと、元が14800円、次に6…