時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

住んでる街の観光土産を買ってみた。大阪府堺市。

日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳が2019年に世界文化遺産に登録されて以来、観光にも力を入れている堺市である。ゆかりのある歴史上の人物といえば、昔の大河ドラマ「黄金の日日」の主人公であるルソン助左衛門、千利休。大正・昭和期に入れば歌人…

2023年4月30日、マルチーズの女の子、モコ登場。ニックネームは毛玉くん。

今週のお題「何して遊ぶ?」 強烈な印象を残したパピヨンのマルが亡くなって4ヶ月。リビングには大量の写真と遺骨が飾られていて、いまだに話題にならない日はない。 そんなある日、内田裕也氏の生涯を綴ったドキュメント番組をみたのだが、そうか、マルはこ…

獅子の口の中で居合の演武

ちょっと前の話です。桜がちょうどピークを過ぎたころ。 この獅子の口の中で居合の演武会がありました。 これ、大阪の難波八阪神社の境内にある獅子殿という建物です。 ひょんな縁で参加することになった会なので、諸々の詳しいことはいまだによくわかっては…

ウクレレを買いました。

今週のお題「何して遊ぶ?」 先日、チャリ散歩の途中に立ち寄ったリサイクルショップでウクレレが売られているのを見つけました。中古品ではなく新品のようなので、わけありのところからまとめて入荷した品物なのかな、と思われます。 ちょっと調べたところ…

 額と頭の境界標

ふと鏡を見ると、すかすかと地肌が見えている額の生え際から1.5cmほど下の部分に、ひょろひょろの白髪が2本生えている。 まるで土がむき出しの更地に、草が2本だけ生えているようだ。 なんでこんな、何もないおでこから毛が生えているのか。 不思議な気がし…

一気読み必至! 「邦人奪還-自衛隊特殊部隊が動くとき-」伊藤祐靖 新潮文庫 2023.3

ノンフィクションだとNGだらけで書けないから、フィクションにしてみたした、という感じなのだろうか。中にいた人だから書ける自衛隊の内部事情やディティールのリアリティ、というだけではなく、みんながテレビで見てよく知っている衆目の中の要人暗殺事件…

映画 シン・仮面ライダー / 映画館に集まれ50年前の少年たちよ

シニアになったので、日曜の朝から、自転車に乗って、近隣のショッピングモールに入っているシネコンに封切直後の映画を観に行く、ということができるようになった。 使い倒すぞシニア割! 今回鑑賞したのはシン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに次ぐ「シン・…

必殺シリーズ秘史 50年目の告白録 著:高鳥都 立東舎 2022/9/16

制作、演出、撮影、照明、録音、記録、調音、効果、美術、衣装、など。必殺を作ってきた裏方の皆さんに聞き取りを行ったインタビュー集。 これが面白い。 テレビでよく見たあんなシーン、こんなシーンも、これだけの人たちが、さんざんすったもんだして、知…

新しいミニベロにうってつけの自転車ポーチを100均で!

100均のセリアを覗いてみたら、なんとこんな自転車用ポーチが! この商品は、はじめて見たような…。これが110円。 迷わず即購入。 100均で買ったナイロン製のリュックやライト、仏式プラグを英式空気入れで使うためのアダプタ、アーレンキー3本、ライト、ペ…

チャリ散歩の新しい相棒は ミニベロ tern CREST

Tern CREST 18年間乗り続けたGIANT のクロスバイクをついに手放してternのCRESTというミニベロを購入した。価格的にも初心者用だと思われる。チャリの平素の使い方として、休日に近辺をポタリングする。たまに遠出しても往復で60キロくらい。スピードにこだ…

バカッターと回転寿司屋さんの話、から、ついついだらだらと。

昨今、外食と言えば回転寿司だったのだが、報道を見て以来、うっげー、と気色悪くて行く気がしない。当面、行かないだろうな。わざわざ行かないわ。ごめんね回転寿司屋さん。あなたたちは何も悪くない。 もちろん非はバカッターにある。てか、そこにしかない…

100均の材料で、手作り 革紐ブレスレット を作ってみた

手作り革紐ブレスレット 還暦なので、赤い色を身につけていると魔除けになる、と聞いた。ホンマかウソか知らんけど。 刀の下げ緒を赤くして、お祝いにもらった赤い靴下と赤いパンツを愛用してるけど、何かもう一品欲しい。 身につける、というところから、ア…

GEKI*CINE 神州無頼街 劇団☆新感線

シニアになったので、シニア割引ということで、映画がどこで観ても1200円になる。今までは、某映画館の無料会員特典で、平日のみ1200円というサービスを利用していたが、これからは土日でも、近所のチャリで行けるシネコンでも、1200円だ。 とううわけで、い…

還暦の赤は魔除けの色なのだそうで、下げ緒も赤い革にした。

還暦祝いでお地蔵さんみたいなかっこするような人は、今どきさすがにいないだろうし、還暦になっても、年金ももらえないので隠居もできず、継続雇用で給料だけ下げられてポジションパワーを取り上げられた上で、同じ仕事をするわけで、そもそもの行事の意味…

映画 「第三の男」1949

主題曲が有名すぎる名作。昔は何度もテレビの洋画劇場でやってた気がするが、この正月に初めて観た。軽快な主題曲と、ラストの並木道のシーンだけは知っていて、最後にふられるラブコメ映画みたいな、軽くて笑える作品なんだと勝手に思い込んでいたが、なん…

剣道と居合道、双方で八段取得。全国でたった3人

全日本剣道連盟での話である。ネットのニュースサイトに掲載されていた。こういう話題がニュースになるのかぁ、というのが正直な感想だ。剣道はともかく居合道のようなマイナーなものをニュースにしていただいて。しかも300件を超えるコメントがついている。…

無双直伝英信流居合 敵の害意を察知し、機先を制する

無双直伝英信流の初伝の最初の業は「前」という。居合の基本中の基本であり、居合の技術の要素がすべて含まれる。書道でいう永字八法のようなものである。 「前」では、正座をした状態から、膝立ちをしていきなり水平に、さらに垂直に斬り下ろす。その間、正…

やっぱりそうきたか…。チャリのヘルメット、努力義務化

何か予感がしてたけど。 これって、電動自転車が発端になってるんじゃないか、と勝手に想像しているのだが。 朝、重いママチャリをふうふう漕いでいると、女子高生にバビューンと追い越される。大きな籠をつけたお姉さんにも追い越される。どれも電動自転車…

映画「すずめの戸締り」

この歳になると、どんな名作でも鑑賞中何度かは、うとうとっとしてしまう。とはいえ、ほんの数秒、もしくは頭が一瞬かくんとなるくらいで、お話を見失うようなことはない。映画が悪いのではなく、暗がりで椅子に寄っかかって座っているから起こる生理現象で…

読書メモ 「かがみの孤城」辻村深月 ポプラ文庫 2021年3月

本屋大賞を受賞し、累計100万部。文庫の上下巻は治まる化粧箱に入ったプレゼント用バージョンも売られていた。大いに話題になっていたのは知っていたが、不登校になっている中学生の話だと聞いて、どこまで共感できるのか、そのくらいの年代の子たちが読めば…

ドラマ「エルピス」が教えてくれた。

数年前、某新聞の公募モニターをやっていた。毎週、アンケートに加え、誌面の感想や批評を書いて提出するのだ。 その際に、辛辣な批評として、「新聞も自身で取材して記事を書け、週刊誌の後追いばかりで価値がない」と書いて送ったことがある。 週刊誌の記…

まる逝去 享年18歳

トリミングサロンに散髪に行って大暴れして出禁になったり、獣医さんをビビらせたり、飼い主には一通り噛みついたり、と小さい体に有り余る闘志を漲らせていたパピヨンのまるがついに旅立った。18歳だった。年齢的には、この手の小型犬では長寿で大往生で…

アイ・チューブ装着

通勤用ママチャリの後輪が、3週間くらいで凹んでくる。何度もパンク修理したので、かなりへたっているのだろう。毎朝乗る前にタイヤを指で押して空気の入り具合を確かめる癖がついていた。 で、またもや空気が抜けてしまった。 さすがに、チューブを変えた方…

居合道 ついにこの日がやってきた。 …膝が痛くて正座ができない。

ついにこの時が来てしまった。居合道家にとって致命傷となるひざの故障。周りを見渡しても高齢者が多い居合の世界ではよくあることだが「もう膝が痛くて正座できないから演武会でも同じ立業ばかりしてる」という話はちょくちょく聞く。 当方は、以前自転車で…

8.1を、いまさら無料で10にしたら、案外快適だった。

8.1のまま使っていたのには理由が二つあって、ひとつは、10が出たころにPCのメーカーから、10にアップグレードするなよ、責任持たんぞ、やめとけよ、と何度も警告が来たことと、10について解説しているネットや雑誌を調べると、愛用しているソフトが使えなく…

読書メモ 凛の弦音 我孫子武丸 光文社 2018年10月

弓道部の女子高生を主人公にした青春小説をさらに。 今回はミステリー作家の我孫子武丸。基本線は青春小説なのだが、ミステリーの味付けもアクセント程度に入っている。弓道に関する知識もたっぷりと披露される。 「凛として弓を引く」との違いは、こちらは…

居合 手の内と「あがる」の意味

弓道の小説を読んで、弓道にも「手の内」というものがあることを知った。居合でいう手の内、というのは、単純にいうと、柄の握り方のことである。斬り下ろしでも、袈裟でも、刃筋が通って速い斬撃をするためには手の内が最大に重要だ。 が、無双直伝英信流の…

読書メモ 凛として弓を引く 碧野圭 講談社文庫 2021年10月

本屋で、これの第2弾である文庫本「青雲篇」が新刊として平積みされていたので、まずは第一弾を、と思って読んでみた。主人公がひょんなことから弓道と出会い、道場に通い始めて~、というお話だが、派手な事件が起こったりはせず、主人公であるまったくの初…

雑談 あれ?これ言っていいのかな??  全国旅行支援

某サイトから、某県の中心地にあるビジネスホテルを予約した。このホテルは安さが売りで、7月にも仕事の出張で利用した。 今回は11月の宿泊で、旅行支援の割引が適応されたが、当方の支払金額は7月と変わらない。もちろん、7月の価格はコロナ禍でお客が激減…

読書メモ 永遠の夏をあとに 雪乃紗衣 創元文芸文庫 2022年7月

今週のお題「最近おもしろかった本」 ファンタジーというには描かれる現実がシビアすぎる。ホラーというには少年と少女の傷だらけの夏が切なすぎる。ノスタルジックな情景の中で展開する、少年と少女の最後の夏休みのお話。物語の仕掛けを読み解くことを放棄…