8.1のまま使っていたのには理由が二つあって、ひとつは、10が出たころにPCのメーカーから、10にアップグレードするなよ、責任持たんぞ、やめとけよ、と何度も警告が来たことと、10について解説しているネットや雑誌を調べると、愛用しているソフトが使えなくなるように書いてあったためだ。
ところが8.1のサポートが終了間近、というようになってから、その警告が増えるにつれ、どうも不具合が出まくるようになってきた。これは買い替えを促すためにわざと不具合が出るような細工をしてやがるんじゃないか、せこいぞ!と思っていたが、そうはいってももう2か月ほどの間でなんとかしなければならない。
でダメ元で10へのアップグレードを試みた。ある日の夕食後、マイクロソフトのサイトからツールをダウンロードし、何度か「了解」のボタンをクリックし、寝る時間になったので放置して、朝になったら10になっていた。職場で使っているPCは10なので、見慣れた見た目に変わっている。で、試してみたら、10には適応しない、とされていた愛用のソフトも問題なく動いた。
あれっ、動くやん。
それやったら、もっと早い時期に10にしたのにな、と思う。
しかしスペック的にすごく重くなったりするんだろうな、と思っていた。実際、変わった直後は、どうしようもなく重くて遅くて、これじゃ使えない。やっぱり廃棄かぁ、とあきらめかけたが、常設ソフトを立ち上げたりしていじくっているうちに、8.1の時より軽快になってきた。そんなことあるのかどうか知らないが、直後は、セキュリティソフトやら何やらが、裏で一生懸命働いていたのかもしれない。
CPUには詳しくないが、8.1時代のコアi3、メモリ4ギガという最低限のスペックのはずだ。アップグレードの仕方をネットで検索したら、途中で止まってアップグレードができないこともあるということだったので、そうなるかなぁ、と心配はしていたのだが。
まだアップグレードしたばかりでよくわからないが、これでやまかしく警告が出ることもなくなるし、しばらく買い替えないで今まで通りに使えそうで、ありがたい。