本屋大賞を受賞し、累計100万部。文庫の上下巻は治まる化粧箱に入ったプレゼント用バージョンも売られていた。大いに話題になっていたのは知っていたが、不登校になっている中学生の話だと聞いて、どこまで共感できるのか、そのくらいの年代の子たちが読めば感動や学びや気づきや、それこそ勇気が得られるのだろうけど、その当時の心象など思い出すことも困難になった自分にはおとぎ話ではないのか、と思いながら読み始めて、文庫上巻の最初こそもたもたしたが、中盤から下巻は一気読みだった。
構成にはミステリ要素もあって意外などんでん返しも楽しめる。
先日からアニメ映画が上映されている。