時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

2022-01-01から1年間の記事一覧

やばい、やばい、気持ちがブルーになっていく。

統一教会との関係を、案外あっさり認める政治屋さん多いな。 やっぱりそれは選挙が3年間ないからだろうね。 今、変に抵抗して火に油注ぐより、あっさり認めて、敵の戦意を鈍らせておけば、今年の冬の10大ニュースの頃には蒸し返されたとしても、年が明けたら…

映画 前科者 で、役者さんの名演技を堪能

原作を「LINEまんが」で読んでいて、面白いな、と思っていたらWOWOWで連続ドラマになっていて、それをアマプラで見た。そしたら今年の2月頃だったか、映画になって、観てみたい、と思っていたら案外早く劇場から消えてしまった。暗いし地味なお話だからしょ…

軽作業靴「親方満足」におじさん満足

昔、ホームセンターで出会ってから、けっこう愛用しているのが、軽作業靴である。 布製で、底は飴色のゴムだ。ゴムの木の樹液から作られる天然ゴムである。 そこに惹かれた。なんかいいじゃないかゴム。自然じゃないかゴム。ゴムの木に傷をつけて流れ出る樹…

読書メモ 「ムーンライト・イン」 中島京子 2021 角川書店

冒頭で、自転車で旅をしている青年(若めの中年?)が出てきたので、それで手にした小説である。著者の作品は、映画にもなった「ちいさなおうち」を読んだことがあった。 この冒頭の自転車旅の若めの中年、が主人公というか狂言回しの役目で、大雨の中、雨宿…

映画「シン・ウルトラマン」2022

アラ還世代で、幼少時にリアルタイムや再放送とかで、テレビシリーズを観ていた方はぜひ。ネタばれになるので内容については何もいえませんが、制作陣がテレビシリーズの初代ウルトラマンをとてもリスペクトしているのだな、ということを感じられたので、十…

映画 「トップガン マーベリック」2022

午後から時間が空くので、「トップガンマーベリック」を観ようと思って。 午前中、長い時間電車に乗っている間に、スマホで「トップガン」をおさらい。 ところが…。スマホで観たら、ウィキペディアであらすじを読んだような印象で。 イキッた天才青年が調子…

映画 「THE QUAKE」2018 ノルウェイ

なんやこの愚図いオヤジは…。 前作があって、それは津波を題材にした映画だったそうだ。主人公は地質学者で、前作で救えなかった人々への自責の念から、家族とも離れて、ひとり現地で研究を続けている、という設定だ。 そもそも、ノルウェイの街並みや風景、…

読書メモ 「嫌われた監督」鈴木忠平 2021年9月 文芸春秋

久しぶりの、半徹一気読みだった。 落合博光は中日をどう変えたのか。というサブタイトルがついているように、中日の監督時代の落合について書かれたスポーツノンフィクションである。 中日ファンではないし、落合が中日の監督だった頃は、子どもが小さくて…

読書メモ 「最後の角川春樹」 伊藤彰彦 毎日新聞出版 2021年11月

年代的に、角川文庫や角川映画にはずいぶんと世話になったんだなぁ、と本書を読みながら思った。しかし、本書で振り返れば、熱心に劇場に通った角川映画も初期の一時期だけだったようだ。金田一耕助ブームの期間とその後少しだけ。 当時はその宣伝手法ばかり…

 回想法6 深作欣二と原田美枝子と大部屋の哀歌

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…

あぁ、貧乏性…。

コートがいらなくなった直後の春先に着るテーラードジャケットが1枚欲しいな、と前から思っていたのだが、先日、若い人向けのカジュアル衣料のチェーン店で見つけたジャケットは、値札に何枚もシールが貼られていた。順番に追っていくと、元が14800円、次に6…

読書メモ 「廃墟の白墨」遠田潤子著 光文社 2019年9月

新聞の書評で見かけた。まったく知らない作家だった。 読んでみて、これは面白かった。ハラハラドキドキのミステリーとか、そういうのではなく、静かな読書感である。設定そのものが、非日常的でファンタジー感もある。が、ファンタジーという語感から想像さ…

吉野家の牛丼と王将の餃子

私は学生時代、大学の校門前で配布されていた冊子型の「王将の餃子無料券」にずいぶん助けられましたよ。当時の京都の大学生は皆そうではないかな。それにしても太っ腹に配っていたなぁ。 おかげで今でも「王将の餃子」は、定期的に、無性に食べたくなります…

読書メモ LINEマンガで韓国のマンガを読んで思う。「鉄槌教師」

たまたまなのか、こういう傾向のマンガが多いのか。 読んだのは、荒廃した高校のいじめの話で、出てくる悪い奴が、いじめというような陰湿なものではなく、ただの粗暴犯で、たとえば銃器を持ったロシア兵が、武器を持たない一般のウクライナ人を虐殺するかの…

読書メモ 「女帝 小池百合子」石井妙子著 文芸春秋 2020年5月 

この本が書店で平積みになっていたのは覚えている。先日ブックオフで300円で売られているのを見た。 内容は、これはとんでもなく興味深いルポルタージュだった。綿密な取材の跡が見え、いわゆるタレント本や暴露本のような類ではない。 読む限り、さもありな…

回想法5 忠臣蔵と、どこかのお城と、馬の尻尾のワルツ

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…

春なのに…

通勤用のママチャリだが、ゆーっくりと空気が抜けていく。虫ゴムが痛んでいるのかと思ったがそうではない。スローパンクというやつだ。チューブに極小さい穴が開いているのか、もう劣化がひどくてどうしてもだめなのか。パンク修理しまくったチューブなんで…

回想法4 修学旅行の安宿と肉三昧ロックンロール

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…

ある居合道家の煩悶

私の知人は、某連盟所属道場で10数年稽古に励み、練士に昇段された。現在は、勤めを定年され、連盟の道場を卒業し、フリーの立場で同志と共に稽古に励んでおられる。ここ数年は、家に居ることが多くなり、暇に任せてネットを検索していろいろな居合を見分さ…

17歳 パピヨンのマル、豆腐と牛乳で再び生還す

飲み食いできなくなって主治医にも「延命治療はいたしません」と見離されながら、おばぁはんの誕生日の鯛をおすそ分けしてもらって食べてからみるみる回復して3年弱。一命はとりとめたものの、頭も体も時とともに弱り、今や食べて寝て、起きたらトイレの粗相…

クライ・マッチョ/クリント・イーストウッド

クリント・イーストウッドが監督で主演の映画である。91歳だそうだ。声の出し方とか歩き方、背中の曲がりぐあいなど、演技なのか、そのままなのかわからないが、見た目普通に老人だった。かなりの老人だった。もちろん老人の役をしているのだが、このドラマ…

回想法3 探偵事務所と黒猫のブルース

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…

これって小説のフリした暴露本?「女警」古野まほろ 角川文庫

これはとんでもない小説に出会ってしまった。「ハコヅメ」を見て、交番勤務の婦警さんもたいへんだねー、と微笑んでいた笑顔が凍り付いてしまった。 小説なのだ。警察小説だ。冒頭、驚くべき事件が起こる。しかし、単純に見える事件には謎がありそうだ。その…

マンガアプリ「マガポケ」で「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を読む

戸田恵梨香さんと永野芽郁さんがダブル主演をしたテレビドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子」の原作である。テレビドラマの方は、ライトなコメディで、21年夏に楽しませてもらった。放映の最中、永野芽郁さんがコロナに感染してしまい撮影が中断。2回くら…

回想法2 祇園スナックゆうこの哀愁

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…

回想法1 京都五条ステッキボーイの憂鬱

かれこれ35年も前のことだ。いよいよ残り少なくなってきた京都での学生生活をどんな風に過ごそうかと考えつつ、卒業旅行の資金もためなければ、ということで、「記憶に残る珍しいバイトをして小遣い稼ぎもしよう」と欲張った計画を立てた。 当時は、ネットも…