時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

三角巾の世話になる。

 救急外来での処置が終わって帰宅してからずっと、三角巾で腕を吊っている。
入院中は寝ているときもつけていた。術直後は、やはり痛くて、折れた骨が痛いのか、折れた骨の周辺が炎症を起こして痛いのかよくわからないが、痛かった。
悶絶してのたうち回る、という痛さではないが、じわっと、ずきずきっと、痛かった。
看護師さんは「がまんしないでください」「いろいろな種類の痛み止めを用意しているので、痛いと思ったらナースコールで知らせてください。遠慮しないで」と声をかけてくれるのだが、事故後はずーっと痛いので、急に激しく痛むということではなく、ずーっと地味に痛いのだった。だからナースコールを押すタイミングがわからない。結局一度もナースコールをすることはなかった。
 さて、三角巾である。肘のところをねじって結ぶ、というのが定石らしいが、救急外来の若い看護師さんは、結ぶよりテープで貼る方がいいと今は言われている、ということで、肘のところの布をテープで止めてくれた。たしかにこの方が肘のホールド感がいい気がする。結んでいるだけだと、肘の先が入る場所が小さくて、外れやすいのだ。長年のやり方だし、応急処置でテープがない場合もあるだろうから、一概に賛否はつけられないのだろうが、このような目立たないところにも常に進化はあるようだ。
 ※個人的な感想です、医学的なエビデンスに関しては不明です。