時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

夏まで続くコロナ禍に戸惑う。きっと何かが近づいてきそうな気がする。

他府県の人から「勤務先から大阪出張が禁止されまして」とご連絡。ならばこちらから出向きましょうか、というと「大阪の人と会うことも禁止されていまして」とのこと。

この時代、オンラインでもミーティングはできるし、あっという間にそのことが当たり前の世の中になってはいるのだが。

それにしても、大阪のビビられ方がすごい。大阪在住者と会うことも禁じられているとは。わたしら、ここに住んでるんですけど・・・。これって差別ですか~。町で見かけても石は投げないでね~。

まぁ、誰も夏までコロナ禍が続くと思っていなかった。春を乗り切れば、梅雨から夏にかけて小康すると思っていた。だから緊急事態宣言を出した。各自治体も独自に自粛を呼びかけた。国は一人につき10万円配った。ソーシャルディスタンスなる外来語が聞きなれた日常語になった。

しかし、長い長い強い雨が降り続いても、気温が30度を超えて猛暑が来ても、コロナ禍は収まらなかった。有事のリーダーを気取った政治家たちは勇ましい言葉を失っていく。自粛を要請しても、追加で一人10万円は払えない。だから緊急事態宣言は出せない。国会も閉会し、総理の記者会見も久しくなかった。

旅行業界大手だけを助けるGo To キャンペーンが始まり、金を補填してやるから、どんどん旅行に行け、という中で、お盆の里帰りは控えろ、と言われる。何もわからないことへの不安ともやもやが世の中に蔓延し続ける。

そして何かの足音が近づいてくる。