時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

映画 空母いぶき をちょっと前に見た。

映画 空母いぶき

 ちょっと前にDVDで見た映画です。

 公開当初、いろいろと左右の論客が盛り上がったようですが、映画はいわゆる戦争映画で、見どころもいわゆる戦争映画だった。原作の敵国である中国を架空の国に変えた時点で、いろいろ大変だったのだろうと思われる。けど戦争映画は西部劇や時代劇と同様にある種文法が決まっていて、そういう点では安心してみることができ、お約束の感動シーンで、お約束のカタルシスが得られる。また、重くて暗いトーンの中に、ところどころクスっと笑えるシーンも挿入されている。

 そういう意味では、生姜焼き定食とかサバの塩焼き定食のような、予想できる範囲の期待には応えてくれる、足りないとか過剰とかはなく、安全に楽しめる娯楽作である。この映画で外交や国際政治や右や左を論じてもしょうがない。映画を素直に楽しんでの後、あれはまぁ、映画だったからあんな感じだったけど、本当だったらどうなんだろう。どうなるんだろう。ってところで、誰かの意見に盲従するのではなく、自分で調べて考える、というきっかけにすればよいのではないか。

 それにしても西島秀俊が、どんな場面でも口の端でニヤッとしている表情を浮かべているのはなぜなんだろう。それとAKBのゆいはんが写真のみの出演?だったが、どういういきさつだったのだろう?