なんと8月になってしまった。花見もせず、GWもイベント自粛。祇園祭も、天神祭もなく、雨の中、7月が終わった。2月末まではなんとかなってた。そして夏にはなんとかなると思っていた。しかしなんともならなかった。
桜が満開になっていたが、満開の桜を見ても、写真一枚取る気にもなれず、まったく心が動かないという経験をした。気を取り直して、新緑がまぶしいゴールデンウィークは、マスクをしてチャリ散歩に出た。緑地公園にはいつもなら山盛りのバーベキュー客がおらず、公園に充満する焼き肉のにおいもしないので、ことのほか快適で、コロナ後もぜひバーベキューは禁止のままで、と思ったものだ。
ゴールデンウィークが明けても通勤電車はガラガラだった。いつ乗っても座れるし、この季節に割と多い、“緊急事態”でトイレに駆け込んでも、個室が余裕で空いていた。コロナ後も、ぜひ、大手企業さんの在宅勤務はこのままで、と思ったものだ。
そして梅雨になれば湿度が、夏になれば気温が、ウィルスを不活性化させる、それがウィルスだ、第2波は、季節性インフルエンザが元気になる秋冬になるだろう、という至極もっともな予測に納得していたのだが、残念ながら予測は外れてしまった。
そして8月。甲子園も花火大会もない、東南アジアのように、夕刻にスコールが降る、どうにも変な夏が来た。
