時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

北川景子と茶々と居合

 「どうする家康」の最終回、茶々の最期の独白のシーンは凄かった。
この俳優さんが、こういう演技ができる人だとは思わなかった。
というか、こういう演技をする仕事が来なかっただけだろう。
キャスティングした人のファインプレイだと思う。

前半は、茶々の母親であるお市の方を演じでいた。
男勝りで、颯爽とした姫君をさわやかに演じていた。
こちらは、見たことがある北川景子さんだった。

ドラマの後半で、茶々としてラスボス感満載で現れた北川さんは
あらゆる闇をまとった鬼女だった。

なんかスターウォーズっぽい?

最後の独白は、ネットで引用しているのをあちこちでみかけるのであえて書かないが

もちろん、今の日本、今の政治家には耳が痛いだろう。ってか彼らはそんな痛みは感じないか。裏金の言い訳作りで必死だろうし。

それに加えてこのドラマ、「どうする?」というタイトルにあるように
家康を決してスーパーヒーローとして描かず、弱虫、泣き虫、情けない人物として描き、それらをチームメンバーがいかに支えたか、また、なぜチームメンバーが支えたか、というところを描く集団劇になっている。

 シナリオ作成時期にはウクライナの戦争もあり、戦をすること、戦に勝つことを、決してかっこよくは描かなかった。それどころか、「奪い合うより与え合う世界に」と、一時は、信長以外の武将たちが結託して戦争を放棄する動きまで見せたのである。

 それに対して、長年の大河ファン?からは、ファンタジーだ、ありえない、歴史を無視している、愚弄している、などSNS上で非難が湧きかえっていた。

 散々けなされているのを見て「けなしている人は、いったい何を見たいんだ?教科書通りの歴史を学ぶための教材か?」と不思議な気がしたものだ。と同時に、脚本家も製作スタッフも俳優も、これ見たら腹立つだろうな、やる気なくさないかな、と気の毒になった。

 茶々の最期のセリフの中のひとこと「陰でのみ嫉み、あざける」は、そういう批判コメントに向けたものでもあったのではないかな。とも思ったが、そんな次元で1年間48回の連続ドラマを描くことはないだろう。この脚本家らしいあっと驚く伏線の貼り方を何度か見て感服した。

 


さて、その北川景子さんである。

10年以上前になるが、こういう番組で居合を披露している。

 

以下、NHKアーカイブスのサイトより引用
https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=C0010409&ref=search

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BSプレミアム 『輝く女』シリーズ第4弾。初回の北川景子(2012年4月7日)

1.北川景子
北川景子初めてのドキュメンタリー。父祖の地・彦根を訪ね、居合に入門。幼いころの阪神大震災の体験、下積み時代の悩みなど、赤裸々に語る。一方で、合間に見せる素顔、ラーメン・ギョーザ・チャーハンをぺろりと平らげる食欲、ちょっとお茶目な大ボケぶり、そして寝起きの「すっぴん」も初公開!(60分拡大版)
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だそうだ。
北川景子 居合」でYoutubeで検索すると、短い動画がヒットした。

初心者らしい拙い剣さばきであるが、テレビ用の演出もせず、真摯に稽古している様子が見て取れる。

これ、まるまる観ることはできないのかな。受信料払ってるのになー。