時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

SEIKO spirit 5p32-6b82 1988年製造

古い腕時計である。実家のたんすの引き出しに放置されていた。亡くなった父親が使っていたものだ。

腕時計に興味はない。Daisoで500円の時計を買って、それで十分だと思っている。

安いものを身に付けるのは、失くしたり、傷をつけたりすることに配慮する必要がないから。なんでもそうだが、たまに高価なものを身に付けたり手にしたりすると、汚しちゃいけない、失くしちゃいけない、壊しちゃいけない、とその「高価なもの」に気を使いすぎるのだ。ややこしくいえば、気持ちが不自由になるのである。
なので、服でも靴でも、いいものはタンスや下駄箱の肥やしになっている。

さてspiritである。電池を入れると動くのかどうか、ためしに裏ブタを開けてみた。
さすがに古いので、ボタン電池の規格が違った。SR920SW という。100均には売ってなかった。ちゃんと電気屋さんで買わないといけない。

入れたら問題なく動いた。1~2年前のことだったと思う。
35年前の時計だ。当時のSEIKOの時計の中では、普及品だそうだ。
一部上場企業の重役だったわりには、若い会社員をターゲットにした、安い時計を使ってたようだ。貧乏性は親譲りのようだ。

 

その時計が昨夜から、秒針が不思議な動きをしだした。秒針が2秒ごとに動いている。
故障なんだろうか。だが示している時間はあっている。じっとみていても、秒針は2秒ごとに、妙な間を空けながら動いている。

さっそくネットで検索してみた。

 

電池が少なくなっていますよ、というサインなのだそうだ。

なんかすごい。


ちなみに、この時計の製造年月日は、windows10に搭載されているAIアシスタントMicrosoft Copilot」に「聞いてみた」。
ChatGPTのwindows 版だ。裏ブタの製品番号から製造年月日を読み取る方法を教えてもらった。キーワード検索していたら、けっこう時間がかかったと思うが、AIだとあっという間だ。検索代行として使う分にはとても便利である。

35年前にはなかった技術である。