時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

読書メモ 二人の嘘  幻冬舎 021/6/23 一雫ライオン著

帯の文句は

『貌の女性判事と謎多き殺人鬼

恋で終われば、この悲劇は起きなかった』


初読の作家さん。読み方がわからない。いちしずく?ひとしずく

漫画家とか、ラノベ作家のような名前だけど、重い深いお話です。

哀しい、せつない、そんな感情が喚起されます。

謎解きのミステリ要素もあって、面白く読めます。

描写がすごく映像的だと思っていたら、作者さんはシナリオライターをされているということで。

なるほど、読後、1本の映画を観終わったような気持ちになったのはそのせいなのか、とも。

で、あるなら、キャストをどうするか?どの登場人物をどの俳優さんにやってもらうか。

このシーンをどんなふうに映像にするか。

そういう「遊び」ができる秀作でした。

 

 

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