帯の文句は
『貌の女性判事と謎多き殺人鬼
恋で終われば、この悲劇は起きなかった』
初読の作家さん。読み方がわからない。いちしずく?ひとしずく?
漫画家とか、ラノベ作家のような名前だけど、重い深いお話です。
哀しい、せつない、そんな感情が喚起されます。
謎解きのミステリ要素もあって、面白く読めます。
描写がすごく映像的だと思っていたら、作者さんはシナリオライターをされているということで。
なるほど、読後、1本の映画を観終わったような気持ちになったのはそのせいなのか、とも。
で、あるなら、キャストをどうするか?どの登場人物をどの俳優さんにやってもらうか。
このシーンをどんなふうに映像にするか。
そういう「遊び」ができる秀作でした。
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