時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

堺市のメーカーのお菓子詰め合わせ

 

観光案内所に売っていた。どれも堺市本社のメーカーらしい。都こんぶ、なんて全国に流通しているのではないか。地元のメーカーだったとは。



 
 また「まえだのクラッカー」は、大昔のテレビ番組「てなもんや三度笠」で、藤田まことが「おれがこんなに強いのも、あたり、まえだの、クラッカー」というギャグで宣伝をやって一世を風靡していた。60歳以上の人なら知っているのではないか。うちは親が「てなもんや」を毎週見ていたので、当たり前のように見ていたが、親戚の家に集まった時、こどもたちが裏番組のアニメ「マッハGO!GO!GO!」を見ているので、驚いた記憶がある。当時のこどもにとっては親の選択や親のいうことが世界の掟のようだった。テレビのチャンネル権なんて言葉も今は死後だろう。一人に1台テレビがある、という時代を経て、いまや、誰もがスマホで好きなYoutubeを見ている。我が家のリビングもそんな感じで、テレビはついてはいるがBGMのようなもので、芸人が騒ぐがやがやした声が沈黙の重さを和らげているだけの役目だ。
 
 あと、堺と言えば鉄砲鍛冶が有名だが、その技術を流用して自転車製造で成功している。大仙公園内にあった自転車博物館は、現在、堺東駅の方に移転した。自転車博物館では堺市内のサイクリングマップも配布されていて、チャリ散歩の際に活用している。
 同じく、刀鍛冶は、料理包丁製造に鞍替えし、岐阜県関市のように日本刀の鍛造工場が残っていたりはしない。このあたり、町人自治による商人の町のなごりなのか、鉄砲も日本刀も、跡形もなく消えている。ちょっと残念な気もするが、「今日び、鉄砲や刀では商売になりまへんわ」ということだったのだろうか。
 商人らしいドライで合理的な考え方ゆえかもしれない。