時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

チャリ散歩 岸之浦大橋を渡る。人気がない人工干潟にたたずむ。

 岸和田市立浪切ホールを横目に、さらに海の方に進むと漁港がある。その漁港で毎週日曜日の9時から15時に開催されているのが地蔵浜みなとマルシェ。屋台の軽食があったり、海鮮バーベキューができたりと、獲れたての海の幸を楽しめる。規模は小さめだが、大阪府鰮巾着網漁業協同組合主催だけあって、海鮮の鮮度は間違いなし。生シラス丼もいただける。生シラス丼と言えば、数年前に湘南の江ノ島で長い列に並んで、苦労して食べた記憶があるが、こんな近場でも食べられるとは知らなかった。コロナのせいか、いつもこの程度なのかは知らないが割と空いていた。

 漁港から、ちきりアイランドと呼ばれる埋立地に向けて、岸之浦大橋がかかっている。自動車専用かと思ったが、橋の北側に歩道がついていて、歩行者や自転車が通れるようになっている。橋は勾配もややきついが、景色を楽しむべく自転車は押して歩く。海風が強い。

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岸之浦大橋

 橋を渡りきるとちきりアイランドだ。埋立地は工場や倉庫がいくつか出来ていて、まだ工事中の区画もある。日曜日ということで人気がなく殺風景だが、岸之浦緑道という歩道が作られ、ところどころにベンチがあったりして公園のような風情なのだが、いまのところ自動販売機も見当たらない。公衆トイレも見つけられなかった。緑道を通ってぐるっと一回りしてみた。1台の車が結構なスピードで走ってきた。道路は広く、直線が多く、人気もないから自慢の車の走りを確かめているのかもしれない。何度かすれちがったから、埋立地の外周道路を周回しているんだろう。1台くらいならいいが、こういう車が増えてきたら、やっかいなことだろう。

 埋立地には、漁港と向かい合わせになる側に人工干潟がある、老人が一人釣りをしていた。橋の下で猫が一匹丸まって寝ている。老人が連れてきたのか、ここに住みついている野良猫か。

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 トイレに行きたくなってきたので陸の方に戻る。橋を渡って浪切ホールの横の岸和田カンカンモールでトイレを借り、ついでに缶ビールを買って、スマホの地図で見つけた、すぐ近くの海辺の小さい公園に行く。アクアパークと地図にはある。ショッピングモールの裏手にあたり、人気が少ない、とスマホの地図に添え書きがあったので、適当なベンチを見つけて、海を眺めながらbeer休憩、と思ったのだが。若い人5~6人のグループが4つくらい?缶のアルコール飲料を片手にヒップホップ系の音楽を鳴らしてわいわいやっている。ウェイ系パリピということばを聞いたことがあるが、本当にウェイウェイいうんだな、と感心した。彼らから遠く離れたところに見つけた人気のないベンチでbeer休憩を楽しむ。Beerはやっぱり太陽の下、外で飲むに限る。チャリ散歩は単独行なので、ウェイウェイいうこともないし、飛沫感染させることもさせられることもない。

 それにしても、今年のゴールデンウィークも外出や外食に制限が出るとは。

 救命救急センターの医師によると、今回の感染者は人工呼吸から脱するのに時間がかかるようになっていて、今までの症状とは異なってきているということだ。回りでも明らかにメンタルが弱ってきている人がいるし、逆に開き直って路上で飲んでる人もいるし。みんなしんどそうだ。

 この先、感染対策を遠因にした異様な事件とかが起こらないことを祈る。