時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

通勤用ママチャリのパンクを100均の修理キットで修理してみた件

 またパンクした。ここ1か月で4回目。近所で早朝からやってる自転車屋に持ち込んで、修理してもらってから出勤。その自転車屋は、おっちゃんが一人でやっていて修理専門。目の前が高校なので高校生の通学自転車の修理でそれなりに需要があるのかもしれない。出張修理もしているそうだ。

 というわけで、便利だけど、そうたびたびパンクしてもらっても困る。修理もタダじゃないし。900円だし。で、それなりに考えた。これはリムテープの劣化ではないか。夜は何ともないのに朝になるとぺっちゃんこになってたりするので、いたずらで針でも刺されたのではないか、と自転車屋のおっちゃんにに愚痴ってみたが、「穴開いてるの、内側やから」といわれたりした。ならやっぱりリムテープの劣化でチューブに傷がつきやすくなっているのかもしれない。

 

 もう1回900円払うのもなんだか嫌になってきて、自分で修理することにした。パンクの修理よりも、もうチューブを新品に変えよう。きっとチューブが弱ってるのだと思った。

 以前、クロスバイクのタイヤ交換やチューブ交換をしたことがある。なんとかなるやろう。たかがママチャリやん、と思ったが、実はクロスバイクと違って内装3段のママチャリは、後輪を外すのがかなり大変そうだ。ネットで調べもしたが、とてもできそうにない、したくない。で見つけたのが「I チューブ」。目からうろこ、コロンブスの卵、の大発明だ。チューブが円形ではなく棒状になっていて、タイヤを外さなくても取り換えることができる。つまりアルファベットのCの開いてるところをくっつけてタイヤに入れてしまうのだ。Cのように、タイヤの中でチューブの端っこ同士が離れてしまうと具合悪そうだけど。

 で、買ってきた。

 

 さて修理である。まずはタイヤをリムから外す。クロスバイクより硬いタイヤだが、タイヤレバー1本で案外簡単に外れた。チューブを引きずりだす。

 しかし、ここでまた持ち前の貧乏性が顔を出す。Iチューブを使うためには、今入っているチューブを鋏で切って取り外すわけだが、なんかそれも惜しくなって、洗面器に水をはってパンク個所を探したら、1か所、小さい穴を見つけた。やはりリムの側だ。リムテープを見てみると、テープはついているが、スポークを止めるねじ頭がくっきりと形を見せている状態。なので、リプテープの代わりにビニルテープを2重に巻いてみた。車輪を外さないので、輪っかになったリムテープは装着できない。テープ状のものを巻いていくしかない。ダイソーで3巻100円の19mmの絶縁用ビニルテープで、もともと入っていたものよりは幅があるが、ぐりぐりと2周させて押し込んだ。その後、買い置きの、これもダイソーのパンク修理キットを使って穴をふさぐ。チューブの穴の開いた部分を付属の紙やすりでこすってざらざらにして、ゴムのりを薄くつける。すぐに乾いてくるのて、乾いてから、ゴムパッチを貼り付けて、金づちでとんとん叩いた後、タイヤレバーを使ってぐりぐりとこすり圧着する。このあたりの手順は、おっちゃんの作業を短期間に3回見てるので、なんとなく要領がわかった。後はチューブとタイヤをはめるだけ。タイヤの中にチューブを入れて、タイヤをリムにはめていく。これもyoutubeで検索したら出てくるオーソドックスな方法で意外に簡単にはまった。硬くて手こずるかなと思ったが、最後の1か所にタイヤレバーを使った以外は手で入った。

 さて、成果はどうだったか。一晩経って朝、タイヤはキンキンに空気が入っている。無事に出勤。最寄り駅の駐輪場に停めておく。問題は帰りだ。朝はなんともなかったのに、帰りに乗ろうと思ったら空気が抜けている、ということが過去も何度かあった。冷や冷やものだったが、幸い無事。指でタイヤを押してみたが、朝の感触と変わらない気がする。今回のパンクは、朝、同じようにしてタイヤを指で押したときに、ちょっと前の晩より柔らかくなってる気がするなぁ、と思ったがそのまま乗っていき、駐輪場に停めて、夜、乗ろうとしたらべっちゃんこになっていた、という経緯だ。

 なので、まだまだ安心はできないが、まずはなんとか一昼夜はもったということ。

 パンクの修理も、100均グッズで案外できてしまうものだ。

 子供の通学自転車も、次からは自分で修理しようと思う。もちろん、おっちゃんがやったら10分ほどで修理してしまうが、素人の私は今回なんやかやで1時間以上かかっている。

 まだまだ修行は足りないようだ。