時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

100均グッズで、超ずぼらな靴底修理をしてみた。

 通勤用の革靴なのだが、ゴムやウレタンの底がすり減って、雨の日、つるつるのタイルの上を歩くと、見事にすべってしまう。つるつるのタイルは、最寄り駅の改札前に使われているので、そんなところで転倒でもしたらみっともない。ということで、修理することにした。使用するのはダイソーの靴修理材。すり減った踵用のゴムと、靴修理用のボンドを準備する。で、作業はといえば踵にゴムをボンドで貼るだけ。コツらしきものは、ボンドが手にねちゃねちゃひっつかないくらいまで乾いてから貼り付けること。これが、わかっていても待てないのだ。で、まだねちゃねちゃしてるのに貼り付けて失敗するのである。じっと待ってるのが嫌なら、ドライヤーで乾かすという手もある。今回は辛抱して待った。待って、手にねちゃねちゃしなくなったら貼り付ける。ここは圧着なので、貼り付けたら圧迫しないといけない。靴の修理屋さんを見ていると、金づちでこんこんと叩いているが、そうするためには、靴を乗せる台がいる。缶ジュースのスチール缶でも代用できると聞いたが、うちには缶ビールのアルミ缶しかないので、ここは貼り付けた直後にその靴を履いて、踵をガンガン床に打ち付けたり、足踏みしたり飛び跳ねたりして圧着を試みる。ボンドがはみ出したりして見た目は汚いが、くっつけばいい、ということで。まぁ、その姿を見たら、かわいそうに、と思われるだろうから、人目を気にして行わなければならない。

 踵の次は足底。ここも足底用のシール型のすべり止めが商品化されていて、何度が使ってみたが、すぐにはがれてしまった。なので、ここは何も貼らず、ボンドをつけるだけにする。ボンドでWWWや###みたいな模様を足底に書くのである。書いたら、そのまま放置。丸一日放置しておくと、そのまま固まって、これが案外すべり止めになるのだ。応急処置のようなものだが、しばらくは持つ。すり減ったら、またボンドを塗りたくる。

 見た目は悪いけど靴の底だし。修理屋さんで張替えとか頼むと、そこそこかかってしまうし。「安い!」という理由だけで買ったような靴は、こんな感じで処置しながら使っている。

 「安い!」といえば、今日、某商店街で、300円でスラックスを買った。ポリ100%なので遠慮なく洗濯機で洗えるし、雨の日や雨が降りそうな日に優先して履くのだ。それ用だ。というと嗤われるのだが、根っからの貧乏性で、たまに高価な、というか、普通の値段の衣類を買っても、汚したりするのが嫌で、タンスの飾りにしてしまって、安いものを連日着ていたりする。この歳になると、そんなことをしているとすぐにズボンの腹が入らなくなるので、大事にしまいこんでたスーツをいざ着ようとしたら腹がぴちぴちなんでことになる。のだが、性分というのは直らないなぁ。でも、その300円のズボンがつるしてあったハンガーの横で、「このワゴンの中のものはタダ。ご自由に持ち帰ってください」とかかれていたワゴンの中は、見ないようにした。横目で見ていると、どうも婦人用の夏のジャケットっぽかったが。さすがにタダといわれると覗くのもはばかられてしまう。せめて50円くらいにした方が、早くなくなったかもしれない。

商売というのは難しい、というような話題ではなかったと思うが脱線した。