時速20キロの風

日々雑感・自転車散歩・読書・映画・変わったところで居合術など。

自転車散歩 大泉緑地の緑と風を楽しむ

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 この広大な緑地は周回路だけでなく、園内にも複数の小道があって複雑だ。もう何度も来ている場所なのだが、まだそれぞれの道を覚えきれてない。ここもコロナの影響でバーベキューが禁止されていて、それがとても快適なのだ。コロナが収束しても、バーベキューは再開しないでほしい、と思うけど無理かな。

 バーベキューがないからか、残暑が厳しいからか、人出は多くない。日差しは強いが、九州を襲った台風9-10号の後は気温は35度を超えない程度で落ち着いている。草むらからの秋の虫の声と、樹上からのつくつくほうしがBGMになる。

 ゆっくりと園内を気ままに走り回る。気が向いたら自転車を降りて、写真をとったりするが、基本的に走り回っている。止まらない。何故かはわからないが、そういうことになっている。

 緑の濃淡もそうだが、木々の間に光る木漏れ日が見れるのもこの緑地のいいところだ。またたまたまだろうが、草の丈が高くなっていて、日の当たっている原っぱでは草のにおいが強い。

 チャリ散歩をしていると、走っている間は当然常に風の中にいるのだが、自転車を降りると、木陰の涼しさやそこを吹き渡る風の心地良さをより強く感じる。この心地良さは夏の炎天下の暑さとのバーターで、冷房の効いた部屋にいては体験できない。涼しい時期も、寒い時期も、チャリには乗るのだが、やはり炎天下を熱中症になりかけながら走るのがよい。日陰の涼しさやや風の心地良さは、やはり真夏でないと味わえない。

 ただ、この時期木陰で涼んでいるとやぶ蚊に食われる。8月の炎天下ではやぶ蚊も動けなかったのかもしれないが、猛暑から気温が少し下がると虫が活発に動く。園内では、テントを張って静かに過ごしている人もちらほらいるが、やぶ蚊対策はどうしているのだろうか。日焼けについては頓着していないのだが、虫よけは持ち歩かないといけないのかもしれない。

 帰り道、遠回りになるが、図書館に寄ることにした。その道中はアップダウンが多く、かなりきつかった。ふらふらで図書館に入って、冷房を発明した人に激しく感謝した。で、ばてた体を休めたかったのだが、あったはずのソファが「密を防ぐ」との理由で撤去されているのに気づいて激しく憤る。

 ソファがあったから、座って、顔近づけて大声でしゃべってしまった。感染したのは、ソファを置いた図書館、つまり市役所の責任だ!というやつがいるんだろうか。いるのかもしれないし、SNSで屁理屈こねて誹謗中傷するのを趣味にしている人間もいて、やぶ蚊みたいなもので、たかられるとたしかにうっとうしいが、なんかピントがずれてないか?

 とぶちぶちいいながらも、じゅうぶん涼むことができて感謝して帰路につく。